WordPressパーマリンク設定ガイド — 「投稿名」形式にして終わりにしよう

Web製作

WordPressを始めたとき、パーマリンク設定は最初に1回だけ触る場所です。選択肢がいくつか用意されていますが、「投稿名」形式にしておけば間違いありません。

私自身、複数のWordPressサイトを運営してきましたが、パーマリンク設定で悩んだのは最初だけでした。一度決めてしまえば、あとは記事を書くことに集中できます。逆に、ここを後から変更すると既存記事のURLが全部変わってしまい、かなり面倒なことになります。

この記事では、パーマリンクの種類と設定の考え方を整理します。

実は Google からも明確な推奨がある

個人の見解であれこれ語るよりも、まずはGoogleが推奨しているガイドラインを参照しましょう。

URL 構造による問題を回避する方法は次のとおりです。 シンプルな URL 構造を作成する。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。

Google の URL 構造ガイドライン | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google for Developers

WordPress サイトを運営するうえで、他に注目しておきたい推奨事項は以下のとおりです。

  • 推奨: シンプルでわかりやすい語句を URL に使用する。

  • 推奨: ハイフン(-)を使用する。

例えば、「Hello World」を表現したい場合は「hello-world」とし、「helloworld(連続)」や「hwllo_world(アンダースコア)」は止めましょうと言っています。

  • 推奨: 必要に応じて UTF-8 エンコードを使用する。たとえば、次の例では、URL 内のアラビア文字に UTF-8 エンコードを使用しています。※これはWordPressが自動でやってくれるので心配いりません

なお、ここでいう「長いURL」というのは、ショッピングサイト等に代表される複雑なURL( ? で区切られたパラメタを含むURL)のことを主に指しているので、WordPressの記事が生成しているURLは、少々長かろうが、それを「長い」とは捉えないだろうと思われます。

パーマリンク設定の基本

そもそも、WordPressでのパーマリンクを知っていますか?

WordPressのパーマリンク設定とは、各投稿やページのURLのことです

ここでいう、 https://it-novice.com/concept/ となっている部分は「アドレス」とか「URL」と呼ばれますね。

このページのアドレスの形式は自由に設定することができます。例えば投稿日を含めて https://it-novice.com/2024/06/01/concept/ とかですね。

このアドレス形式、実はかなり重要なのです。

パーマリンクの種類

適切なパーマリンク設定をすることで、SEO効果が高まり、ユーザーにとってもわかりやすいURLになります。まずは、WordPressのダッシュボードから「設定」→「パーマリンク設定」にアクセスしましょう。ここで基本的な設定を行います。

このような画面ですね。

WordPressには以下のようなパーマリンクの種類があります:

  • デフォルト: https://example.com/?p=123
  • 日付と投稿名: https://example.com/2024/06/27/sample-post/
  • 月と投稿名: https://example.com/2024/06/sample-post/
  • 数値ベース: https://example.com/archives/123
  • 投稿名: https://example.com/sample-post/
  • カスタム構造: 独自のURL構造を設定できます

初心者におすすめなのは、「投稿名」形式です。これはシンプルでわかりやすく、SEO効果も高いです。

「投稿名」形式を推奨する理由

SEO効果を最大化するためには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • シンプルでわかりやすいURL: 短く、意味のある単語を使ったURLは、検索エンジンにとってもユーザーにとってもわかりやすいです。

  • キーワードを含める: URLにキーワードを含めることで、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなります。例えば、SEOに関する記事なら、https://example.com/seo-tips のようにします。

「投稿名」形式をおすすめする理由を詳しく説明します。

1. SEO効果の向上

「投稿名」形式のURLは、記事の内容を反映して任意のURLとして指定するため、検索エンジンにとってわかりやすく、評価されやすいです。Googleでキーワード検索をしたときに、URL欄のキーワードがヒットして太字で表示されていることもありますね。

例えば、https://example.com/wordpress-permalink-settings というURLは、記事がWordPressのパーマリンク設定についてであることを明確に示しています。記事の趣旨に適した投稿名(URL)を一度設定してしまえば、その記事の趣旨が変わらない限りはURLが変更されるリスクを考える必要がない点がメリットです。 (もし記事の趣旨が変わってしまうような変更ならば、そもそも異なる投稿となるべきでしょう)

2. ユーザー体験(利便性)の向上

シンプルで意味のあるURLは、ユーザーにとってもわかりやすく覚えやすいです。SNSやメールでURLを共有する際にも、短くて明確なURLはクリックされやすくなります。

もっとも、昨今 X(旧Twitter)などでURLを共有する際には勝手に短縮版のURLが発行されることも珍しくはないので、長さがそこまで問題になることはありません。

とはいえ、LINEなどでURLを共有する際には、長すぎて何行もの改行になるよりもシンプルなもののほうが少しは印象も良くなりますね。

3. 管理の簡便性

「投稿名」形式のURLは、ブログ記事の管理がしやすく、後から見返したり編集したりする際にも便利です。カテゴリや日付が含まれないため、URLがシンプルに保たれます。

そこまで重要という話ではありませんが、地味なメリットでしょう。

年月日が含まれる形式のデメリット

一方、WordPressの標準設定だとURLに年月日が含まれます。年月日を含む形式には以下のデメリットがありますので理解しておきましょう。

1. 更新のたびにURLが変わるリスク

ブログ記事の投稿日を変更したらURLが変化してしまいます。

これが唯一かつ最大の問題点とも言えます。

投稿したばかりで誰に目にも触れていない投稿ならば何の問題もないのですが、公開した記事がバズって多くの人に共有された場合や、Googleなどで一定認知されている投稿の場合、URLが変わったことでアクセスできなくなってしまったら大きな機会損失になってしまいます。

技術的には、古いURLへのアクセスを新しいURLに転送すること(リダイレクト)も可能ですが、WEB技術に不慣れだと設定が難しく感じることでしょう。なので、そのような事態に陥らないように、一度公開した投稿のURLは一生使い続ける覚悟でいたほうがトラブルが少なく済ます。

2. URLが長くなる

「1」に比べて大した問題ではありませんが、URLが不必要に長くなってしまいます。

例えば、https://example.com/2024/06/27/sample-post よりも、https://example.com/sample-post の方がシンプルで覚えやすいです。

URLに年月日が含まれるのは、必ずしも悪いものではありません。

例えば時間軸が重要であるニュースメディアの場合は、年月日を含めることがかえってメリットになることもあります。一つの考え方としては、その記事は一度投稿してしまえば変更・編集の必要性がない性質のものであるか、それとも度々更新をかけて最新化をしたい性質のものであるかで決めてもよいでしょう。

よくある間違いとその解決方法

パーマリンク設定で初心者が陥りやすい間違いと、その対処法を紹介します。

間違い1: 設定変更後にリンクが機能しない

設定変更後にリンクが404エラーを返す場合があります。この場合、パーマリンク設定をもう一度保存し直すと解決することが多いです。また、キャッシュをクリアすることも有効です。

間違い2: 過去のリンクが無効になる

これは本文中にも言及しました。

パーマリンク構造を変更すると、過去のリンクが無効になることがあります。リダイレクトプラグインを使って、古いURLから新しいURLにリダイレクトする設定をしましょう。これにより、SEOへの悪影響を最小限に抑えることができます。

間違い3: 不要なパラメータを含む

URLに不要なパラメータが含まれていると、読みづらくなります。

パラメタとは、 https://example.com/sample-post?parameter=1 のように、はてな記号の後に続く呪文のような文字の羅列のことですね。

初心者によるWordPressでのサイト運営において、多くの場合はパラメタを使う場面には遭遇しないでしょう。

もし何か入っている場合は削除することをお勧めします。(既存の記事への影響には十分に注意してください!)

おわりに

パーマリンク設定は「投稿名」形式にして、それで終わりにしましょう。

SEOにおいてURL構造は確かに要素のひとつですが、正直なところ、パーマリンクの違いで検索順位が劇的に変わることはありません。それよりも、読者にとって価値のある記事を書くことのほうがずっと大事です。設定に時間をかけすぎず、書くことに集中する。パーマリンクはそのための下準備です。

Related Posts